「脳はどこまでコントロールできるか?」中野信子

「食べる・生きる・子孫を残す」ための脳の基本プログラム、それらの行為をしたときに受ける刺激・五感情報が偏桃体にインプットされ側坐核から延びるA10神経の束から放出されるドーパミンが受容体を活性化させ即自的な快感をもたらす。人間にはそれに加えて、予測される報酬に対しても快感(美しいもの、好奇心を満たすもの、他者に褒められること、次世代を育てること)を得られるらしい。脳内の化学反応とみれば素っ気無いが、偉い人やそうでない人もこのドーパミンを得るためにA10神経に電極を刺された実験サルがスイッチをひたすら叩くように日々頑張っていると思うと哀れな気もする(度が過ぎると依存症になってしまうので要注意!)。そんな僕もSNSなどに投稿して社交辞令的「いいね!」で少しドーパミンをいただいているような感じ。ありえない話だが1万「いいね!」など貰おうものなら快感で「昇天」するかもしれない。

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