グリホサート

除草剤で有名なラウンドアップ(グリホサート)に発がん性があるというショッキングな情報をFacebookで見てこの手の情報ほんまかいな?と疑ってググって見た。一番わかりやすくまとめてあったサイトがあったので紹介しておきます。(https://inakasensei.com/roundup-cancer)
僕なりの結論はエビデンスレベルは低いが、輸入する小麦やそれを食べている日本人の毛髪から効率にグリホサートが検出されていることは看過できない。グリホサートが使用中止になったら食料の生産性が落ちて大変なことになる。エビデンスのある安全な使い方を周知してもらいたい・・・
発ガン性 or 遺伝毒性の可能性は低いと言っているグループ:日本農薬学会、FAO/WHOのJMPR(合同残留農薬専門家会議)、日本内閣府食品安全委員会、アメリカ連邦政府当局、ドイツ、カナダ、 オーストラリア、ニュージーランド、ECHA(欧州化学機関)、EFSA(欧州食品安全機関)
発ガン性があると言っているグループ:IARC(国際がん研究機関)、OEHHA(カリフォルニア州環境保健有害性評価局)
グリホサートの毒性に関する経緯の要約
2000年 日本農薬学会誌「グリホサートの毒性試験の概要」、動物実験で、薬剤を点眼し目への影響を調査、皮膚への刺激性を調査、12カ月間口から飲ませる、催奇形性(子に与える奇形などの影響)の調査等を行ったところ、眼に対する刺激は軽度~中等度であったものの、その反応は可逆性で次第に回復し、催奇形性や繁殖能力への影響も見られず、皮膚刺激も軽度。
2015年3月20日WHOの外部機関であるIARCが、グリホサートはグループ2A(おそらく、人に発がん性がある)発ガン性の強さからの分類ではなく、発ガン性があると言える根拠がどれだけあるかという「証拠の重み(the wight-of-evidence)」で分類している点に注意。非ホジキンリンパ腫の人に生活習慣等を質問し、その結果グリホサートの使用回数が多かったというもので、「グリホサート=非ホジキンリンパ腫の原因」が分かったわけではない。
2015年3月24日、日産化学は「グリホサートに発がん性は無いと判断している」と声明
2016年5月16日FAO(国連食糧農業機関)/WHO(世界保健機構)はJMPR(合同残留農薬専門家会議)において、予想される接触による暴露量で遺伝毒性を示す可能性は低く、食事を介した暴露によるヒト発がんリスクの可能性は低いと結論付けられた。
2016年7月12日、内閣府食品安全委員会は、発がん性・遺伝毒性は認められなかったと結論した。
2017年3月 連邦政府当局グリホサートは「ヒトに対して発がん性があるとは考えにくに。
2017年6月26日、米国カリフォルニア州環境保健有害性評価局(OEHHA)が、同州で定める通称プロポジション65の物質リストにグリホサートが発ガン性物質として登録。
2018年8月10日、米カリフォルニア州サンフランシスコ市の陪審は「ラウンドアップ」が原因で、悪性リンパ腫を発症したと主張する末期がん患者との裁判で、モンサントに損害賠償金2億8,900万ドル(約320億円)の支払いを命じた。

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