地震プレート説は間違っている?

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 プレートがぶつかり潜り込んだプレートが跳ね返るときに大地震が起きると思い込んでいたが、これがちがっているらしい。最近の説は「熱移送説」で、地下深く上部マントル層と下部マントル層に挟まれた液体のマグマと固体の岩石が混ざった遷移層(地震のツボ)が下部マントルからの高熱流でひび割れ断層ができるときに大地震が起きるらしい。

 地下660kmまでの深発地震が観測できるようになって、地表の地震との相関を研究すると一定の法則があることがわかり次の5つの条件を満たすときに1年以内にM7以上の大地震が起きる確率は91%、そして去年の9月にほぼ条件が揃ったということは今年9月までに大地震が起きる確率がかなり高いということになる。

①地下深くの地震のツボで

②M5.5以上の群発地震が

③1カ月に5回以上続発し

④火山活動が活発で

⑤日本近隣の地震のツボで1年以内にM6以上の深発地震が起きる

 政府は地震プレート説を根拠に南海トラフ巨大地震が起きると想定しているが、根拠が違っているとすると南海トラフ以外でも大地震が起きることも考えられる。

 ショッキングな説でいたずらに不安を煽るつもりはありませんが、地震の原因が違っていても大地震が起きることに違いはないし、自然災害を未然に防ぐことはできないので大地震になったときどうするか減災対策を日頃から気をつけるしかないですね。

参考資料

徹底図解 メガ地震がやってくる/角田 史雄 (著), 藤 和彦 (著)

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