紅葉がきれい
紅葉がきれいな福井県の永平寺、滋賀県の比叡山延暦寺を旅行。
岐阜県から福井県に行くには、名神高速道路から栗東JC~北陸自動車道北上しするルートと国道417号冠山峠道路をがある。
2023年11月冠山峠道路が開通し福井県池田町と岐阜県揖斐川町のアクセスが大幅に改善しグーグルマップで検索すると福井市に行くのにそんなに時間は変わらない。
行きは国道417号冠山峠道路帰りは比叡山経由の名神高速道路で帰ってきた。
揖斐川堤防沿いに北上、揖斐川町ー藤橋ー徳山ダムー冠峠ー福井県池田町(クラウンロードというらしい)ー鯖江ー福井のまで約3時間のドライブ。

月曜日で車も少ない、道も新しく運転しやすく景色も良い。
今回はお昼までに福井市に入りたかったので寄り道はしなかったが
藤橋キャンピングベースでキャンプしてきれいな星空見て
紅葉がきれいな時に冠峠ハイキング
徳山ダムを見学して
時間があれば道の駅オアシス フォーシーズンテラスに寄るという
ゆったりソロキャンプしてみたい。


永平寺
道元が開いた曹洞宗(禅宗)の本山
雑念を捨ててただひたすら坐る座禅(只管打坐)ことで、身も心も一切の執着を離れ悟りが開けるそうで、スティーブジョブスもお気に入りのお寺だったそうです。
ただ、修行僧が修行体験の女子学生のお尻を触って破門になったこともあるようで、執着をなくすことは難しいようです。
何百年もかけて作り上げた威厳のある古い建物や庭園など贅を尽くした美術品を見に来る観光客ばかりです。
道元さんはこんなことになろうとは思ってなかったでしょう。

























比叡山延暦寺
比叡山は最澄が天台宗を開いた日本仏教の母山とされ、法然上人、親鸞聖人、良忍上人、一遍上人、真盛上人、栄西禅師、道元禅師、日蓮聖人など日本仏教の各宗の祖師がここで学んでいました。
最澄は近江国分寺、東大寺で修行し桓武天皇に指名されて唐の天台寺に留学帰国後比叡山に天台宗を開きました。
同じころに空海も唐の長安に留学し帰国後高野山に真言宗を開きました。
最澄は学問的に経典を研究し、修行を重ね誰もが救われる万人に開かれた仏教の修行体系を目指し、空海は選ばれた者が秘儀を通じて仏と一体化する体系を作るという方向性の違いがあったようです。
最澄は密教の一部を自らの宗派に取り入れたいと思い空海に教えを請いましたが、空海は密教は部分的に学ぶのではなく、体系全体を受け継ぐことに意味があると考え拒否されて次第に距離を置くようになっていったようです。
最澄は「教育者」としての性格が強く、比叡山延暦寺を通じて僧侶や知識人を育成し、後世の宗派を生み出す母胎を築き、空海は「文化創造者」としての顔を持ち、密教の美術や建築、言語表現を日本文化に根付かせることで、仏教を視覚的・体験的に人々へ浸透させました。
この違いはなかなか興味深いですね。
国の安定のため仏教を政治に利用しようとした政府と国の保護を受けて発展した仏教は政治と経済と文化に大きくかかわってきたと思います。
カーナビ頼りに福井から比叡山へ向かったのだが、車がすれ違えない狭い山道に案内されてたどり着いたのが飯室不動堂で根本中堂、釈迦堂、横川中堂、無動寺明王堂と並ぶ延暦寺五大堂の一つで千日回峰行が行われるお寺でした。


カーナビ設定しなおして比叡山ドライブウェイで延暦寺を目指す。
仰木ゲートから入り横川、西塔、東棟の3箇所を参拝。
どこも、歴史を感じるお寺と鮮やかな紅葉できれい。
アジア系の外国人も多い。撮影禁止の場所も多いので仏像は撮れませんでしたが仏像だらけです。
仏像を拝み加持祈祷して病気や災難から身を守ろうとする人は昔から多いんですね。
加持祈祷のためのお寺参りは昔から観光旅行という側面があったと思います。





















恐竜博物館
福井県勝山市にある恐竜博物館は年間126万人だそうでリニューアルして年々来館者数が増えているそうです。
新たな建物も建設中でした。
休日は当日券が売り切れて入れないこともあるそうで、前売りチケットを購入しておいた方が良さそうです。
動く恐竜これがいちばん見ごたえがあったかな。













恐竜博物館は、恐竜が生きた中生代の時代をテーマにした展示が行われています。
恐竜の進化、気候変動、植物相・動物相など、恐竜時代の多面的な特徴が紹介されています。
2億年前の、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀などの時代の特徴や恐竜の進化、絶滅に至った理由などが詳しく解説されています。
この博物館が作られたのは東洋一(あずまよういち)という県職員が関わりが大きいと友人の元福井県職員から教えてもらいました。(名前が大物ですね!)
女子中学生が石川県白峰村で見つけたという、動物の歯と思われる黒光りする化石を恐竜の化石と直感して勝山市で恐竜化石発掘予備調査を始めて今に至るということです。
福井県の大きな観光資源を開発・成功を納めた功績は大きい。
人を呼び寄せる展示施設のデザインの力が大きいと思います。博物館をいろいろ巡ると人気のある共通のコンセプト・システムがあるような気がします。
コンテンツも大事ですが見せ方の方が大事かなと思います。動く恐竜はいいですね!
