旅ログ”厳美渓/空飛ぶ団子!”
中尊寺から宮城県の友人宅に向かう途中の一関市に名物「空飛ぶ団子」があると聞いて一関市博物館と厳美渓に見に行く。
厳美渓
近くにある駐車場は無料だったのですが、指定のお土産物屋で1,000円以上お買い物してくださいと言われて帰りに団子を買いました。
「厳美渓」は、栗駒山を源とした磐井川の侵食によって形成された奇岩、怪岩、甌穴(おうけつ)を見ることができる、全長約2kmにわたって続く渓谷。
紅葉が始まりかけていたのですが、真っ盛りの時はきれいでしょうね。
名物「空飛ぶだんご」
ロープに固定されたカゴに代金を入れ木づちでカンカンと板を鳴らすと、対岸の店「郭公屋(かっこうや)」からご主人が手を上げて答えてくださいます。
スルスルとすごい速さでカゴが引き上げられていきます。
しばらくすると、お茶が入ったやかんと箱に入った団子が入ったカゴが勢いよく対岸から飛んできます。
厳美渓でも屈指の人気スポットのため夕方には完売してしまうことが多いとのことで、体験するなら午前中に訪れるのが確実です。
ちょうどタイ国からテレビ局が取材に来ていて、そばで見ていたら邪魔だからどいてくれと言われてしまいました。
なるほど、川の向こうの団子やさんが大繁盛!ナイス、アイデアです。
一関市博物館
厳美渓から歩いて行けるところにある一関博物館があります。
一関市は古くから教育や学問に熱心な地域で、日本の刑法界の先駆者として活躍した芦東山、蘭方医学の隆盛と多くの人材を育てた建部清庵、我が国最初の蘭学塾を開いて多くの門人を育てた大槻玄沢、日本の鉄筋コンクリート工学の開祖といわれる阿部美樹志など多くの偉人を輩出して蘭学とか和算とか学問が昔から優れて他地域のようです。