サード・プレイス
つながる居場所サードプレイス
「2024/5/17の中日新聞に「つながる居場所サードプレイス」コラム記事。家でも学校や職場でもなく、趣味などで自由に交流し、ほっと息つける第3の場所・・例えば英国のパブ仏のカフェ、小難しい理屈を言うと日本も個人の多様な理想を重視する価値観の変化でカフェや居酒屋など会話が中心の自由に交流できる場が求められているらしい。
その場の特徴は
①会話が中心にある
②遊び心がある
③常連がいる
④もう一つの我が家など・・ライブカフェ大地もそんなサードプレイスになることを願っております。
こんなことをFacebookに投稿したのだがもう少し深掘りしたくなったのでググってみました。
元ネタは都市社会学者のオールデンバーグの本『Celebrating the Third Place』
“ファースト・プレイス”はその人が自宅で生活を営む場所、“セカンド・プレイス”は職場、おそらくその人が最も長く時間を過ごす場所、 ”サード・プレイス”は、コミュニティにおいて、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の息抜きの居場所
窮屈な地域のしがらみや会社などタテ組織から解放されて見知らぬ者どうしの気楽で面白い情報交換・意見交換の場所は何か新しいものが生まれるような期待をさせてくれる。
しかし、場所があれば勝手にできるほど簡単なものではないことは誰でも察しが付く。高度な教養や知性がなければ遊び心やユーモア、ウィットに富んだ楽しい会話など誰にでもできるものではない。
サードプレイスになれる場所は、店主の教養や知性とサービス精神がなければ成り立たないような気がする。
”サード・プレイス”の特徴
①中立領域
サード・プレイスは特定の個人や団体、政治組織や宗教組織に属していない場でなければならない。また、その構成者は義務感からそこにいるのではない。彼らは、経済的、政治的、法的に縛られることなく、喜んでやってくる。
②平等主義
サード・プレイスは、個人の社会における地位に重きをおかない。経済的・社会的地位は意味がなく、ありふれていることが許容される。サード・プレイスでは参加するために、何も必要条件や要求がない。
③会話が主たる活動
遊び心や楽しい会話がサード・プレイスの活動のメインフォーカスである。会話のトーンは気軽で、ユーモア、ウィットがあり、優しい遊び心は高く評価される。
④アクセスしやすさと設備
サード・プレイスはオープンで、みなが訪れやすい環境。柔軟で親切で、集まる人のニーズにこたえるところ。
⑤常連・会員
サード・プレイスは、常連がいて、空間やトーンを形成する。その場所らしさを彼らがつくる。新たな訪問者を惹きつけて、新参者にも優しいところ。
⑥控えめな態度・姿勢
サード・プレイスは健全である。その中には無駄遣いや派手さはなく、家庭的な感じ。偉ぶったり、排他的であってはいけない。いかなる個人、あらゆる階層の人を受け入れる。
⑦機嫌がよくなる
サード・プレイスでの会話のトーンは、けっして緊張や憎悪を生んではいけない。その代わり、陽気でウイットに富んだ会話、気さくな冗談は歓迎される。
⑧第2の家
サード・プレイスにいる人たちは、しばしば温かい感情を共有する。あたかも同じ家に暮らす者同士のように。この場所に根ざしている感情を持ち、精神的に生まれ変わることを得る。
うーーん
引っ込み思案の日本人にはかなりハードルが高いような気がする。