「人類は21世紀に滅亡する?/糸川英夫」

読書

 この本のメモが平成9年4月付であった。20年以上前だから、昔から読書が好きだったようだ。

 本は1994年発刊され5年後に著者(ペンシルロケットで有名になった天才的な工学博士)は既に亡くなられているが、そんな昔に書かれた本とは思えない程今の世界情勢を言い当てている。

詳しい内容は覚えていないが、メモを紹介する。

①脳の1か所に刺激を与えれば快情緒が得られてしまうのは、人間にとって構造的な欠陥。

アルコールやドラッグ、賭けごとなどさまざまな快楽物質によって豊かさの感覚を手に入れてきた。

②プロセスカットが人の進歩

第1商品群 生活必需品(米、包丁、農産物・・・)

食べ物はないと死んでしまうが、一定以上あれば必要としない商品弾性率の低い商品。

第2商品群 プロセスカット、贅沢品、工業製品(カラーテレビ、ステレオ、自動車・・・)

汚職や争いごともすべてプロセスをカットして快楽を得ようとする社会構造に原因

第3商品群 直接的な情緒性商品、サービス(ドラッグ、CD,ソフト、スポーツカー・・・)

第4商品群 他者との共生を通じた情緒性商品

③世界の共通問題、少子高齢化と失業が同時進行

④資本主義に欠けるものは倫理観と道徳。金持ちと貧乏人の両極を作る。

便利さや快楽を追求するあまり本当の幸せや平和を得ることができない。

資本主義の終焉は中国が最初だろう。

⑤ポピュレーション理論

人間みんな同じだったら成り立たない。それぞれどんな人間にも存在意義と社会的責任を担っている。

⑥資本主義の究極的な目標の一つ「年金」は本当に人々を豊かにしているのか?

生きるために仕事をする。趣味・道楽は忙しい時間があって、その余暇を何とかやりくりしてやるのが楽しい。孤独・生きがいがない・変化がない老人ホームよりも、自由度が上げて、大勢の人と一緒に喜んで、大勢の人と笑って、人生は楽じゃないけど楽しく人生を終わる。

なるほど・・・

 使いきれないお金を持っていても、さらにお金を貯めようとする金持ちが大勢いるから、文明が進歩しても食っていけない貧乏人が増え戦争が起きる。

 倫理観や道徳観が普通の人と違うから金持ちになれるのかもしれない。戦争がおきて儲けるのも金持ち、もしかしたら儲けるために戦争を仕掛けている?

もしも、核戦争が起きたら人類は滅亡する。おそロシヤ!

本のタイトル「人類は21世紀に滅亡する?」

?は、たぶん資本主義に倫理観と道徳を取りけなければが滅亡するかもという意味で滅亡するとは予言していません。社会が変わって欲しいという著者の願いが入っていると思います。