映画「リスペクト」レビュー
僕らが小学生くらいの時から活躍したソウルの女王アレサ・フランクリン(1942/3/25-2018/8/16)の半生を演じた伝記ドラマ。日本なら美空ひばりみたいな国民的歌手。映画はジェニファー・ハドソン が演じているが、圧倒的な歌唱力で素晴らしい。父親が黒人解放運動に熱心な牧師で、小さい時から教会でゴスペルを歌い注目されていた。
家庭環境は親の離婚で恵まれなかったが類まれな歌唱力でプロ歌手になる。ヒット曲は出ず下積み生活を送っていたが黒人差別や男尊女卑の悲哀を魂を込めたソウルを歌うことでヒット曲が出始めスターとなり金持ちになるが金に群がるハイエナたちに心を病んでアル中になりながらも暴力夫と決別しキリスト教信仰を心の支えに立ち直り国民的に歌手となるストーリー。
伝記だから多少の脚色はあるだろうが、アメリカの人種差別と宗教は根深いと思う。人種差別問題はアメリカではタブーらしい。中国の人権無視を大声で批難できるほど立派な国ではないと思うが、才能ある人公平に認められる国でもあるようだ。
動画はアレサフランクリン本人であるがジェニファー・ハドソンの方が上手いと思えるほどだ。
この手の音楽も楽しめてストーリーも楽しめる映画は好きです。