microARRANGER

 microARRANGERは、曲のアレンジをすることに特化したキーボード、思いついたアイディアをすぐに形として残すことができるが、61鍵キーボードが小さいので演奏には向いていないがコルグのシンセシス音源で音は好き。

 発売は2011年11月で現在は販売終了になっている。

 ずっと前に購入したが、機能が多すぎてマニュアルがわかりにくかったのでほとんど使わずお蔵入り。最近曲のアレンジをしてみたくなり再挑戦。

曲の基本的な構造は、イントロ Aメロ 間奏 Bメロ サビ  エンディング

おおまかな手順としては

  • [SYNCHRO]をオンにする。
  • イントロ [INTRO1]キーか[INTRO2]キー
  • バッキングパターンのテンプレートでリズムにあわせてコードを切り替えながらメロディを弾く
  • フィルインを入れる
  • コードを弾き自動伴奏させて、Bメロを弾く
  • [ENDING1]または[ENDING2]キーでエンディング
  • 演奏ストップ

アレンジをするために、5つのモードがある。

スタイルプレイ(起動時モード、自動演奏を使ってリアルタイムトラックで演奏)

ソングプレイ(曲の再生)

バッキングシーケンス(スタイルをバッキングに演奏、録音)

ソング(曲の作成、編集)

プラグラム(個々のプログラムの演奏、編集)

パフォーマンスとスタイル・パフォーマンス

スタイル(様式)

 8 種類のトラック(ドラムス、パーカッション、ベース、ギター、キーボード、ブラスといった5種類のハーモニー、または再生するパート)から構成

 スタイルは、コードや、イントロ、バリエーション、フィル、ブレイク、エンディングの様々なパターンを組み合わせた、一連のスタイル・エレメントから構成されます。

Style Play モード

スタイル(自動伴奏)を使って、キーボードに割り当てられた音色をリアルタイム・トラック(UPPER 1~3、LOWER)で演奏したものをパフォーマンスと呼んでいる。

STYLEセクションの10のキーに表・裏で20個のバンクが割り当てられていて、それぞれのバンクにスタイルが入っている。

スタイル・バンクの各キーには2つのページ画面があり、それぞれ最大8つのスタイルがあります。[PAGE-/+]キーで希望のスタイルを探します。

  • 「8/16 BEAT 1」~「WORLD 3」スタイルと「LATIN 1」~「TRAD」スタイルは標準のスタイルとしてプロテクトがかかっている。このプロテクトは、解除することができます。
  • 「DIRECT SD」スタイルは、SD カード上のスタイルを、メモリーへロードせずにそのまま使えます。
  • 「USER 1」~[USER 3]スタイルには、SDカードから新しいスタイルをロードできます。
  • スタイルは、スタイル・エレメント(E)から構成されます。本機には10種類のスタイル・エレメント(バリエーション1~4、イントロ1~2、フィル1~2、エンディング1~2)
  • コードをコード認識領域で演奏したとき、アレンジャー機能は、使用するスタイル・エレメントを指定し、次に、演奏されたコードに対して使用するコード・バリエーションを指定します。そして、コードを演奏するたびに、そのコード・バリエーションの各トラック用のスタイル・シーケンスが、NTT(ノート・トランスポーズ表)に従って、元のコードから認識されたコードへトランスポーズされます

PROGRAM/PERFORMANCEセクションの10のキー表・裏で20個のバンクが割り当てられていて、それぞれのバンクに8個のれ8つ(全部で160)のパフォーマンスが入っている。

AからHのキーで選択。

イントロを入れることができます。

[INTRO1]キー コードを考えずに弾いても、弾いた音に則したコード・チェンジが入ります。

[INTRO2]キー コードを意識して弾きます。

[BREAK]キー 1小節分、演奏が止まり、また再開します。

[FILL1]キー 簡単なフィル バリエーション1、2(簡単なバリエーション)

[FILL2]キー 少し複雑なフィル バリエーション3、4(複雑なバリエーション)

[ENDING1] すでにプログラムされているフレーズが再生

[ENDING2] リアルタイムにコードを入れながら演奏する必要があります

[WRITE/CARD IN USE]キー
Style Play モードでこのキーを押すと、Writeウィンドウが開きます。このウィンドウではトラックすべてをパフォーマンスに保存したり、リアルタイム(キーボード)・トラックをシングル・タッチ・セッティング(STS)に、また伴奏トラックをスタイル・パフォーマンスに保存したりします。
Global Edit モードでこのキーを押すと、グローバル・パラメーターがメモリーに保存されます。
このキーのLEDはCARD IN USE インジケーターとしても機能し、カード・スロット使用中に点灯します

パフォーマンスにリアルタイム・トラックの設定を保存
パフォーマンス、シングル・タッチ・セッティング(STS)、またはスタイル・パフォーマンスにトラック設定を保存します。リアルタイム・トラックの保存にはパフォーマンスが便利です。


[SINGLE TOUCH]ONでスタイルを選択すると、リアルタイム(キーボード)・トラックも変更されます(シングル・タッチ・セッティングの設定が選択されます)。
これは、パフォーマンス設定よりも優先されます。

[STYLE CHANGE]ONでパフォーマンスを選択すると、スタイル(パフォーマンスに保存されているスタイル・ナンバー)も選択されます。

更とリセット
テンポを変更:メイン・ページでは、ダイヤル、または[DOWN/ -]、[UP/+]キーを使ってできます。

スタイル・データを読み出し

内蔵メモリー

SD カード

 SD カードを挿入して、パネル上のSTYLEセクションで、下列にある[DIRECT SD]キーを押して選択します。カード・スロットで、SDカード上にある、“.SET”という拡張子の付いた最初のフォルダ(アルファベット順)を読み出し、そのフォルダ内にあるスタイルを直接選択できるようになります。(データをロードする必要はありません。)Note: SD カードのデータを読み込んで画面に表示するまでには数秒かかります。
[PAGE-/+]キーでDIRECT SDスタイルを次々と表示させます。SDカードには、最高6ページ、48種類のDIRECT SDスタイルが入ります。

[SD CARD]キーを押してCard: Loadページを[F-1] (SD)キーでSDカードを選択します。

DIRECT SDバンクに入れる3種類のスタイル・バンクをロードします。

Card:Save ページを表示させます。

“ALL”が選択されている間に[F-3] (OPEN)キーを押して開きます。
VOLUME/VALUEキー[E]、[F](上へスクロール)とVOLUME/VALUEキー[G]、[H](下へスクロール)、またはTEMPO/VALUE セクションのダイヤル、[DOWN/-]キーまたは[UP/+]キーを使って、“STYLE” を画面の一行目に移動し、[F-2](SAVE)キーを押します。

               DIRECT SDページ

*.SET > STYLE > USER01   1, 2
*.SET > STYLE > USER02   3, 4
*.SET > STYLE > USER03   5, 6
Note: SD カードからの読み出しは、内蔵メモリーからの読み出

Style Play モードのメイン・ページ

現在選択されているスタイル  選択されているSTSまたはパフォーマンス

[STYLE CHANGE]ONでパフォーマンスを選択すると、スタイル(パフォーマンスに保存されているスタイル・ナンバー)も選択されます。

スタイルトラック グループになっている伴奏(バッキング)トラック

A Drum/Percトラック

B Bassトラック

C  Acc. 1 ~5(伴奏)トラック

パラメーター

Program, Volume, Pan,Octave, Detune, PitchBend, Poly/Mono/Drum,Int/Ext, Wrap Around,Keyboard RangeA&B Effect Send level,Type, ParametersProgram parametersDrum Mapping,Kick&Snare Assignation

STYLE セクションの一番左のキーを押して、スタイル・バンクの列(上列か下列)を選択します。

[PAGE-/+]キーを押してスタイル・ページを選択します。各バンクの画面は2ページあり、それぞれ8個のスタイルが入っています。

使用したいスタイルを見つけたら、対応する VOLUME/VALUEキー[A]~[H]で選択します。Note: 新しいスタイルは次の強拍で入ります

[DISPLAY HOLD]キーの LED が点灯している場合は、[EXIT/NO]キーを押してウィンドウを閉じます

リアルタイム(キーボード)・トラック

E UPPER 1トラック

F UPPER 2トラック

G UPPER 3トラック

H LOWERトラック

パラメーター

Master Transpose,Program, Volume, Pan,Octave, Scale, Detune,Pitch Bend, Poly/Mono/Drum, Int/Ext, Damper,Dynamic Range, JoystickC&D Effect Send level,Type, ParametersProgram arametersPads

[TRK.SELECT]スタイル・トラックを表示、エディット

画面の右側にあるVOLUME/VALUEキー[E]~[H]で、プログラムを割り当てる先のリアルタイム(キーボード)・トラックを選択します。

[PROGRAM]キーを押します。PROGRAM/PERFORMANCE セクションのキーでプログラムが選択できるようになります。

PROGRAM/PERFORMANCEセクションの一番左のキーを押して、プログラム・バンクの列(上列か下列)を選択します。

使用したいプログラムが入ったPROGRAM/PERFORMANCEバンクを選択します。(プログラム・バンクの各キーには楽器名がラベル表示されています。

プログラム選択ウィンドウが表示されます。プリセット・プログラムのリストは、P.150「プログラム(プログラム・チェンジ・メッセージ順)」を参照してください。

選択したバンクに入っている各プログラムを表示させるには、[PAGE-/+]キーを繰り返し押します。
各バンクの画面ページは複数あり、それぞれ最高8個のプログラムが入っています。
使用したいプログラムを見つけたら、対応するVOLUME/VALUEキー[A]~[H]で選択します。

[DISPLAY HOLD]キーの LED が点灯している場合は、[EXIT/NO]キーを押してウィンドウを閉じます。

プログラム(音色)の選択

  • 画面の右側にあるVOLUME/VALUEキー[E]~[H]で、プログラムを割り当てる先のリアルタイム(キーボード)・トラックを選択します。
  • [PROGRAM]キーを押します。PROGRAM/PERFORMANCEセクションのキーでプログラムが選択できるようになります。
  • 使用したいプログラムが入ったPROGRAM/PERFORMANCEバンクを選択します。(プログラム・バンクの各キーには楽器名がラベル表示されています。)
  • プログラム選択ウィンドウに 最後に選択したプログラム:選択トラックが表示される。
  • 選択したバンクに入っている各プログラムを表示させるには、[PAGE-/+]キーを繰り返し押します。
    各バンクの画面ページは複数あり、それぞれ最高8個のプログラムが入っています。
  • 使用したいプログラムを見つけたら、対応するVOLUME/VALUEキー[A]~[H]で選択します。
  • [DISPLAY HOLD]キーのLEDが点灯している場合は、[EXIT/NO]キーを押してウィンドウを閉じます。

シングル・タッチ・セッティング(STS)の選択

STSを選択できるのは、Style PlayモードかBackingSequenceモードのメイン・ページが表示されているときのみです。

シングル・タッチ・セッティング(STS)にはリアルタイム(キーボード)・トラックの設定が入っています。各スタイルには4種類のSTSがあり、画面の下にあるSINGLE TOUCH SETTING [F-1]~[F-4]キーを押して呼び出します。
キーボード・トラックに割り当てられたプログラムやエフェクトを、ワン・タッチで変更するには、パフォーマンスかシングル・タッチ・セッティング(Style Play モードのメイン・ページで、[F-1]~[F-4]キーを使用)を選択します。

  • [SINGLE TOUCH]キーのLEDが点灯中は、シングル・タッチ・セッティング(STS)#1 が自動選択され、リアルタイム・トラックが変更されます。キーボードに割り当てられたプログラムと
    キーボード・モードも変更される場合があります。
  • [SINGLE TOUCH]キーの LED が消灯中は、リアルタイム・トラックは変更されません

ショートカット

パフォーマンス、プログラムが元々入っているバンクを簡単に表示 [SHIFT]キーを押しながら STYLE セクション、または PROGRAM/PERFORMANCE セクションの一番左のキーを押します。[SHIFT]キーを離すとウィンドウが閉じます。

ソングの録音

Backing Sequenceモードに入ります。

[RECORD]キーを押します

リアルタイム・レコーディング・モード(RealtimeRecording)を選択します。

パフォーマンスやシングル・タッチ・セッティングを必要に応じて変更します。

[START/STOP]キーを押します。カウント・ダウンが始まり第1小節に入ったら、演奏を始めます。

ライブ演奏の要領で弾きます。スタイルを再生しながら弾いているときとまったく同じ操作ができます。別のスタイル、パフォーマンス、STS、別のバリエーション、フィル、エンディングなどを必要に応じて選択します。イントロから録音することもできます。その場合は、[START/STOP]キーを押して録音を開始する前に、どちらかの[INTRO]キーを押してください。

ソングを止めます。ソングを止めるには、[START/STOP]キーを押すか、どちらかの[ENDING]キーを押します。ソングは止まりますが、録音はまだ続いています。このため、別のソングをそのまま続けて録音することもできます。(ステップ6から繰り返してください。)録音を終了するには、次のステップへ進んでください。

録音を終了します SEQUENCER1 セクションの[PLAY/STOP]キーを押します。バッキング・シーケンスのプレイ・ページが表示され、録音状態が解除されます。バッキング・シーケンス・トラック(RT と Ch/Acc)が再生状態(PLAY)に戻ります

録音したソングを聴いてみましょう。
バッキング・シーケンスのプレイ・ページで、SEQUENCER1セクションの[PLAY/STOP]キーを押すと、新しいソングが再生されます。録音したソングに満足したら、Song モードに切り替えて編集したり、以下の要領で保存し、Song Playモードで再生したりします。

ソングを保存

ソングを保存しないと、本機の電源を切ったとき、またはSong Playモードに切り替えたときに、ソングは消去されてしまいます。とっておきたいソングは、必ずSDカードに保存してください。

  • SDカードをカード・スロットに挿入します。
  • バッキング・シーケンスのプレイ・ページで、“Save Song” パラメーターを選択します。
  • [F-1]キーを押してSDカード(SD)を選択します。
  • VOLUME/VALUEキー[E]、[F](上へスクロール)または[G]、[H](下へスクロール)、あるいはTEMPO/VALUEセクションのダイヤル、[DOWN/-]キーまたは[UP/ +]キーを使用して、ソングを保存する先のフォルダを画面の一行目に移動します。[F-3] (OPEN)キーを押すとフォルダが開き、[F-4] (CLOSE)キーを押すとフォルダが閉じます
  • 新規ファイルを作成するので、「NEW_NAME.MID」というファイル名を画面の一行目に移動します
  • 「NEW_NAME.MID」を選択した場合は、VOLUME/VALUE キー[A]で、左右どちらかのキーを押します。新しいファイルに名前をつけるよう、表示が出ます。[DOWN/-]、[UP/+]キーでカーソルを移動し、ダイヤルで文字を選択します。[INSERT]キーを押すとカーソル位置で文字が挿入され、[DELETE]キーを押すとカーソル位置の文字が削除されます。
  • 新しいMIDIファイルに名前を付けたら、[F-2] (SAVE)キーを押して確定します。「Are you sure?(よろしいですか?)」というメッセージが表示されるので、[ENTER/YES]キーを押して確定するか、[EXIT/NO]キーで中止します。

ソングの再生

  • ソングの入っているSDカードをカード・スロットに挿入します。
  • [SONG PLAY]キーを押してSong Playモードに入ります。
  • VOLUME/VALUEキー[A](S1:に該当)を押して、ソング選択(Song Selection)ウィンドウを開きます。
  • [F-1]キーを押してSDカード(SD)を選択します。
  • TEMPO/VALUE セクションのダイヤル、[DOWN/-]キーまたは[UP/+]キー、またはVOLUME/VALUEキー[E]~[H]を使って、リストをスクロールし、希望のファイルを画面の一行目に移動します
  • 希望のファイルがフォルダに入っている場合は(名前の先頭にが表示されているファイル)、フォルダを一行目に移動してから、[F-3]キーでOPENコマンドを選択します。フォルダを閉じて1つ上の階層に戻るには、[F-4]キーでCLOSEコマンドを選択します。
  • 希望のファイルを画面の一行目に移動させたら、[F-2]キーでSELECTコマンドを選択します
  • Song Playモードのメイン・ページでS1:の行にソングが表示されたら、SEQUENCER 1 セクションの[PLAY/STOP]キーを押すと再生が始まります。

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