旅ログ”日本三景の松島”
「日本三景(松島、天橋立、宮島)」の一つ宮城県の松島へ大学の同窓会参加のため行ってきました。
松島は太平洋の水平線と多島美が同時に楽しめる稀有な景勝地で俳句の
松島や
ああ松島や
松島や
松尾芭蕉の俳句と思っていたら違うんです、江戸時代後期に狂歌人の田原坊(たわらぼう)の「松嶋や さてまつしまや 松嶋や」が元なんだそうです。
季語がないし、なんか変な俳句ですが言葉がないくらい美しいという表現の一つなんどろうと思ってました。
松尾芭蕉が松島を訪れた際、「あまりの美しさに言葉が浮かばずこう詠むしかなかった」という逸話が残されていて詠んでないとも言われていますが
「島々や 千々(ちじ)に砕きて 夏の海」を詠んだという説もあるそうです。詠んでいなかった方がいいとは思いますが。
観光のキャッチコピーとしてはいいですよね、しかも松尾芭蕉がつくったことにすればさらに箔が付きます。
ホテルの窓から夜明けの写真を撮ってみました。
泊まったホテル大観荘は、高台にある大きなホテルで松島が良く見えました。
幹事が顔が利くようで、いろいろ便宜を図っていただけたようです。
宴会場で、幹事が地元の銘酒をたくさん差し入れてくれて、利き酒大会ができました。
なかなか手に入れにくい貴重なお酒ばかりだそうで、幹事の熱意と意気込みが感じられます。
味はいろいろですが、フルーティなものからサラッとしたものなどどれも美味しかったですね。
松島島巡り観光船
宴会翌朝は、松島の絶景を見ようと松島島巡り観光船に乗りました。17㎞所要時間50分の遊覧船です。
出航時間 9時、10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時の9時から16時まで1時間おきに出航します。
第1便9時に乗りました。乗船料1,000円(ただし2階席は別途600円必要)2階席がおすすめです。
内海は穏やかですが、外海に出ると船は揺れます。
カモメが船と同じ速さで着いてくるので、止まって見えます。思わず見とれてしまいました。
瑞巌寺
遊覧船乗り場のすぐ近くにあります。
瑞巌寺は、臨済宗妙心寺派の仏教寺院、平安時代の創建で、宗派と寺号は天台宗延福寺、臨済宗建長寺派円福寺、現在の臨済宗妙心寺派瑞巌寺と変遷した。
洞窟に設置された仏像と石庭が印象的でした。その他、伊達政宗のVIP部屋などありましたが、お寺はどこも仏像だらけで変わり映えしません。
長年仏像やお寺に時間と労力とお金をかけてきた先祖の財産ですね。