ホラクラシー型組織

これからの仕事、暮らしぶりなど社会がどのように変わっていくか気になっていろいろ調べているのだが、ホラクラシー型組織というのをご存知か。役職なし、上司なし、管理なしの組織だ。共通のルールを決めて、あとは性善説に基づくセルフマネジメントでスピーディーに効率よく仕事をして給料も自分たちで決める会社らしい。2007年頃からアメリカで広まって日本にもこのタイプのIT系会社がいくつかあるそうだが、30年くらい前に視察研修で見た三重県の「ヤマギシ」という農場がまさにこのホラクラシー型組織だった。
養豚,養鶏、酪農などチームで作業するのだが、チームリーダーがなく仕事はその日集まったメンバーで成り行きで決めるそうで、その時はどうしてうまく生産できるのか理解できなかった。たぶん共通のルールは決めてあったんだろう。他にも、宗教法人では?と思うような仕組みで驚かされるようなことを目の当たりにしたが(高学歴、インテリの人が多くその当時から場内LAN、サーバーがあった)。ホラクラシー型組織でうまくやっていけるのか現在のヤマギシをみれば答えがあるかもしれない。
ヤマギシは管理社会や競争社会に疲れたエリートがたくさん参加していたんだろうと思うが、話だけ聞いているとまさにユートピア。しかしながら、働いている人を見ると表情が暗く見えてなにか違和感ありました。
思想信条を抜きにしたホラクラシー型会社がたくさんできるといいなと思う。その時に必須なのが個人の優秀なスキル、そのスキルをどう磨くか考えどころです。そしてライスワークとライフワークのバランスでしょうか。

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