読書レビュー/心配事の9割は起こらない

読書レビュー

「心配事の9割は起こらない/枡野俊明」

1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。

 BookOffで見かけて、タイトルの根拠的なものを知りたくて買ってしまったのだが、知りたいことは書いてなかった。心配事は起こらないと思って余計な不安や悩みを抱え込まないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落として、限りなくシンプルに生きるということが著者の主張であった。

 人生訓の解説集みたいなもので、そうだよねと同意はできるが実行できるのは禅宗の修行僧だけかもしれない・・私は凡人ですから。

ついでに

ついでですので根拠みたいなものをググってみました。

ウェブサイトで紹介記事はたくさん出てくるのですが、根拠の出典を明らかにしているところがありませんでしたので本当かどうかはわかりません。たぶん、見聞きしたことを無責任に紹介しているだけかもしれません。

ミシガン大学(アメリカ)

   心配事の『80%』は起こることがない

   残りの『20%の内16%』は事前準備で防げる

   実際に起こる不安は『4%』である

シンシナティ大学(アメリカ)

   不安なことは起きたのかどうかを調べたデータによると、

   8割以上は起こらず、問題が起きた場合でもほとんど自分で解決できたという結果が出た。

 本当かどうかは別として、心配しすぎて行動を起こさないよりも、心配したことはたぶん起こらないだろうと信じて行動を起こす方がメリットが多いだろうということ、そして万が一のための対策を考えておいた方がよかろうということでしょうか。

 心配してもしなくても、心配事は起きるときには起きるんです。起きたときに考えましょう。

北朝鮮が核ミサイル打ち込んでこないだろうか?とか中国が攻めてこないだろうかとか?

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