「罪の声」/小栗旬・星野源

映画レビュー

大手菓子メーカーの商品に毒を混入し脅迫した実在のグリコ・森永事件がモチーフ
犯人グループに強迫テープの声を利用されて翻弄される3人の子供と家族の運命と、時効の未解決事件を探る新聞記者と声を利用された子が成長し記憶のない事件の真実をさぐるフィクション。
良くできている。点と点が少しずつ重なり合ってわかる真実。
悪人は3種類、

家族が冤罪を着せられ公権力を恨み仕返しをしたい元過激派学生

その過激派学生の計画に資金を提供し手を汚さず株の空売りで大儲けする金持ち。

脅迫事件を実行する目先の金のためなら殺人も平気なチンピラ&ヤクザ。

本当の悪人は手を汚さず民衆をコントロールして株価下落で大儲けする頭のいい金持ち。
フィクションなのだが、これが真実なのではと思わせるようなリアリティがある。

エンドロールに流れる主題歌「振り子/Uru」が虚無の世界で救いを求めて浮遊しもがき苦しんでるような不思議さに思わず映画館で聞き入ってしまった、エンドロール中に席を立つ人はいませんでした(全部で20人くらいでしたけど)。

youtube.com/watch?v=02EsMr6O-iA。

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